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サステナブル・ラボ マツキヨココカラ&カンパニーの非財務・財務指標の相関分析結果を発表
サステナブル・ラボ社がマツキヨココカラ&カンパニーのマテリアリティ及びそれに紐づく非財務KPIの妥当性と財務指標との相関分析を実施し、特に以下のポイントが明らかになったと発表しました。
非財務指標と財務指標の相関性 一部の非財務KPIと、持続可能な経営を推進するうえで重要な指標であるROICとの相関性が確認されました。特に、「従業員意識調査」、「平均勤続年数」、および「顧客満足度」がROICの向上に強い影響を与えている可能性が示唆されました。 非財務データの改善シミュレーションによる財務への影響 人的資本の最大化や、多様な取締役会の構成、顧客満足度の向上が、ROIC、PBR等、財務パフォーマンスにポジティブな影響をもたらす可能性が高いというシミュレーション結果が得られました。 |
電通総研 ISO 30414認証を取得し「Human Capital Report 2024」を公開
同社が国内の情報・通信業界では3社目となるISO 30414認証を取得し、同社としては初となる「Human Capital Report 2024」を公開しました。
国内企業の人的資本レポートやISO 30414の適用状況は以下のコラムでも解説しております。
あずさ監査法人「有価証券報告書の開示に関するデータ分析2024」
同社による、有価証券報告書の開示データを使った人的資本の多様性及びGHG排出量の情報分析の結果が公開されました。人的資本については、特に以下の点が示されています。
- 人的資本の多様性に関する指標のうち、PBRとの関連性が最も高いのは女性管理職比率
- 市場別に分析すると、東証グロースに上場している会社においては、女性管理職比率が高く、男女の賃金の差異が相対的に小さい
- 多様性3指標、「女性管理職比率」「男女の賃金の差異」「男性の育児休業取得率」について、業種によって平均値や中央値に大きな差がある
中外製薬 「人的資本レポート(People & Culture Report)」を公開
中外製薬が同社として初となる「人的資本レポート(People & Culture Report)」を公開しました。
CEO、CFO、人事担当役員による鼎談から、同社における人的資本の位置づけや取り組み、人的資本版の価値創造モデルも記載されています。
マーサージャパン「女性の活躍推進企業データベースの分析結果」
厚生労働省の「女性の活躍推進企業データベース」をもとに、日本企業の男女間賃金差異について、業種別に分析がなされています。特に以下の点が指摘されています。
- 業種別では、保険・銀行などの金融業では差異が大きく、教育・医療業で差異が小さい傾向
- 「女性の管理職への昇進のしやすさ」と「男女の賃金差異」には正の相関があり、女性が昇進しやすい企業ほど、賃金差異が小さい傾向
- 非製造業・サービス業は製造業に比べ女性が管理職へ昇進しやすく男女の賃金差異が小さい傾向
リクルート「企業情報の開示と組織の在り方に関する調査2024」
同調査では、求職者の44.5%が「企業側の充実した人的資本情報の開示により、選考を受ける優先度が向上する」と回答するなど、開示の有効性が示されました。
一方、人的資本情報の曖昧さが選考辞退理由となるケースも一定数あり、具体的かつ明確な情報開示の必要性が示唆されています。
お知らせ:当社クライアントが広島県主催のセミナーに登壇します
当社クライアントのコンクリートコーリング株式会社(西日本)中元美緒様(同社経営統括室長)が、広島県主催の人的資本経営推進セミナー(11/1)に登壇します。
湯崎英彦氏(広島県知事)、伊藤邦雄氏(一橋大学名誉教授)、木下麻子氏(ひろぎんHD執行役員)とともに、人的資本経営の取り組みについて講演される予定です。
【見逃し配信中】企業価値につなげる定性 x 定量の両面アプローチ:今こそ取り組むベき人的資本経営
サステナブル・ラボ様と共催した上記ウェビナーを10/20までアーカイブ配信しております。企業価値向上につなげる人的資本経営の実践と開示にご興味をお持ちの方は、以下URLよりご覧ください。
終わりに
弊社コトラは、業種や企業規模を問わず、人材戦略の策定、運用、ISO 30414認証取得や人的資本開示のご支援を行っております。
「有価証券報告書、統合報告書でどのように開示すれば効果的なのかわからない」、「同業他社と比較して自社の水準感を知りたい」、「ISO30414について詳しく教えてほしい」などのお悩みがあれば、ぜひお問い合わせください。